(地震情報)地震が起きたらすること

日本での惨状を聞きました。
誰かの参考になればと思い、
横浜市の震災情報を転載しておきます。
これ以上被害が広がらないことを心から祈っています。

http://www.city.yokohama.jp/me/shobo/seikatsu/earthquake/hassei.html 



地震が起きたときは、自分の身は自分で守ることが基本です。グラッときたら、次の行動を心掛けましょう。
● 地震時の措置三原則 ●

◆その場にあった身の安全
◆すばやく火の始末
◆となり近所の助け合い

■その場にあった身の安全
 一番大切なことは、まず自分がケガをしないように、その場にあった身の安全を落ち着いてとることです。
 “グラッ”ときたら、まず次の行動をとるように心掛けましょう。

「屋内にいるとき」
 ・丈夫な机やテーブルなどの下にもぐり、机・テーブルの脚をしっかりと握り、頭を座布団(あればヘルメット)等で保護し、揺れが収まるのを待ちましょう。
《身を守る3つの動作》
     
① おおう 座布団などで頭をおおうイラスト
② もぐる テーブルなどにもぐるイラスト
③ おさえる テーブルなどの脚をおさえるイラスト

●家にいるときの注意点
・調理中などでコンロの近くにいるとき、大きな揺れで調理器具が滑り落ちる場合があるので、コンロから離れましょう。
・慌てて外に飛び出さないようにしましょう。
・ガラスや照明器具等の破片に注意しましょう(枕元に厚手の靴下やスリッパ、懐中電灯を置き、避難ができる準備をしておきましょう)。
・天井、棚などからの落下物に注意しましょう。
・ドアを開け、逃げ道を確保しましょう。
・マンション等の場合は、避難するときに、エレベーターは使用しないようにしましょう。また、階段を利用する時は、落ち着いて順序よく降りるようにしましょう(日ごろから、非常口の確認をしておきましょう)。

   ガラスなどの破片に注意を促すイラスト   ドアを開け、逃げ道確保のイラスト

●デパート、映画館などにいるときの注意点

・エレベーターホールや比較的商品の少ない場所、柱付近に身を寄せましょう。
・慌てて出口や階段に殺到しないで、係員の指示に従いましょう。
・天井からの落下物やガラス製品、その他、陳列棚の商品等の落下・転倒に注意しましょう。
・映画館では、椅子の間に身を寄せて、身の安全をはかりましょう。
・避難するときは、エレベーターは使用しません。

慌てて出口に殺到するイラスト            建物の外では看板などの落下物に注意を促すイラスト

●地下街にいるときの注意点

 ・停電や火災になるとパニック(大混乱)がおきやすいので、落ち着いて行動しましょう。
 ・暗闇の中でもあわてず、係員の指示に従いましょう。
 ・停電になっても非常照明がつくので、むやみに動かないようにしましょう。
 ・火災が発生しなければ、比較的安全なので、慌てずに行動しましょう。

●エレベーター内での注意点
 全ての階のボタンを押し、最初の停止階で降りるのが原則ですが、停止階で慌てて降りるのではなく、階の状況を見極めるのも必要です。
 ・エレベーターに閉じこめられても焦らず冷静になって、「非常用呼び出しボタン」等で連絡をとりましょう。

「屋外にいるとき」
 ・揺れを感じたら、電柱、ブロック塀、自動販売機等から離れましょう。
 ・屋根瓦や住宅ベランダのエアコン室外機、プランターなどの落下物に注意しましょう。
 ・路上には、落下物や倒壊物が散乱する可能性もありますので、揺れを感じたら周辺の状況に注意しましょう。

    ブロック塀や自動販売機から離れましょうと表しているイラスト

●オフィス街・繁華街にいるとき

 ・窓ガラスや外壁、看板が落下する危険性があるので、鞄などで頭を保護し、できるだけ建物から離れましょう。

       繁華街にいるときは、看板などが落下する危険性があるので鞄などで頭を保護しているイラスト

●自動車を運転しているとき

 ・道路の左側によせて停車し、エンジンを切り、揺れが収まるまで車外に出ず、カーラジオで情報を聞きましょう。
 ・避難時は、キーをそのままにして、ドアロックしないで窓を閉めましょう。
 ・連絡先を見えるところに掲げ、車検証などの貴重品を持ち避難しましょう。

    車を止めて避難するイラスト

●電車に乗っているとき

 ・強い揺れを感知すると緊急停車するので、停車後は乗務員の指示に従いましょう。
 ・緊急停車に備え、手すりやつり革などにしっかりつかまりましょう。
 ・地下鉄では、停電になっても非常灯がつくので、慌てずに行動しましょう。

●バスに乗っているとき

 ・急ブレーキが踏まれることがあるので、姿勢を低くし手すりにつかまるか、つり革をしっかり握りましょう。
 ・停車後は、乗務員の指示に従いましょう。

●その他の場合

 ・海の近くでは、津波警報を待たずにすみやかに高台か、遠くへ離れましょう。
 ・神社やお寺の境内では、鳥居、石垣、老木の近くは危険です。特に社殿の屋根は重く危険なので、近寄らないようにしましょう。
 ・がけの近くでは、地滑りやがけ崩れがあるのでなるべく遠ざかるようにしましょう。
 ・揺れを感じたら、ブロック塀等には近寄らないようにしましょう。 
救助隊ハマ君の写真
■すばやく火の始末
 地震の恐ろしさというのは、地震そのものの持つ破壊力と、その二次災害として発生する大火災の恐ろしさです。関東大震災のときの横浜、東京がその例です。火災は私たちの街を全滅させてしまうほどの力を持っています。二次災害を発生させる火災を未然に防ぐことが必要です。


・火の始末のチェックポイント
・無理をして火を消しにいくことにより、調理器具の落下物で火傷等を負う場合があることから、大きな揺れのときは、すぐその場から離れ、揺れが収まってから消火しましょう。
・最大の揺れがおさまったら,今あなたの家のどこに“火”の出る危険があるか思い出して確認してください。
・電気やガスが復旧した時に火災になる可能性があるので、避難する際は、電気のブレーカーを落として、ガスの元栓を締めてから避難するようにしましょう。
【ガスの場合は、揺れを感じて自動的にガスの供給を停止するガス漏れ遮断器(ガスマイコンメーター)がほとんどの家庭に設置されていますので、特性や使い方を十分に理解しておきましょう】

■となり近所の助け合い
 いざ、地震だ!という時、消防車・救急車がすぐに来られない場合があります。そんな時、となり近所の協力は大きな力となります。
例えば、“火”。あなたの家から出なくても、となりから火が出て、燃え移ったのでは、結局意味がありません。お互いに協力して、被害を最小限にくい止めることが大切です。
  特に、障害や高齢などにより、身体が不自由な人の身の安全を守るために地域で協力できる体制を日頃からつくっておくことが大切です。
 自分の安全を確保した人は、積極的にとなり近所の人の安否を確認しましょう。

・となり近所の助け合いのチェックポイント
・火災になったり人命救助の必要があったとき、あるいは家族との連絡、また避難する場合などは、となり近所で助け合う。
・ふだんから地震のときの備え、行動などについて情報交換をしておく。
・万一火災になった場合、自分だけで消そうとしないで、近所の人に知らせ協力して消火する。

■地震後も正しい判断力を持ちましょう。
・デマにまどわされない。
  大きな地震のあとには、デマがとびかうことがあります。
  ラジオなどで正確な情報を聞いてから行動しましょう。 倒壊した家屋の写真
・避難は徒歩で。
  車は渋滞をまねき、緊急車両の通行のさまたげになります。
  徒歩で避難するようにしましょう。
・備蓄したものは計画的に使う。
  ライフライン(水道・電気・電話・ガスなど)の復旧には時間がかかります。
  備蓄した水や食料などは、計画的に使いましょう。

■危ないと思ったら早めに避難!
・いつ避難をはじめればよいのか・・・?
○ 火災が発生したり、建物に倒壊の危険があるとき
○ 周辺の状況から避難の必要があると判断したとき
○ 市職員、消防職員、消防団員、警察官などから避難の指示があったとき、危ないと思ったら余裕をもって早めに避難するようにしましょう。